とと姉ちゃん次女・鞠子役の相楽樹は今?実在モデルの真実と結婚の現在
2016年度前期に放送され、期間平均視聴率22.8%(関東地区)という大ヒットを記録したNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。亡き父に代わり家族を背負った長女・小橋常子が、妹たちと共に生活情報誌『あなたの暮し』(モデルは『暮しの手帖』)を創刊し、激動の昭和を駆け抜ける姿は今なお多くの視聴者の心に残っています。
その物語のなかで、控えめながらも芯が強く、知性あふれる佇まいで視聴者を惹きつけたのが次女・鞠子(まりこ)です。「あの落ち着いた演技派女優は誰だったのか」「モデルとなった実在の妹はどんな人生を歩んだのか」、そして「演じた女優の結婚や現在の活動は?」といった関心が尽きません。劇中の名シーンや実話との差異、キャストの現在に至るまでを徹底取材の視点から紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:次女・鞠子役を好演したのは女優の相楽樹。当時21歳とは思えない落ち着いた昭和的佇まいでブレイクを果たした。
- 要点2:鞠子の実在モデルは『暮しの手帖』社常務を務めた大橋晴子。天才・花森安治と姉・鎭子を支え続けた実務家であった。
- 要点3:相楽樹は2018年に映画監督の石井裕也と結婚し出産。完全引退ではなく育児優先のスタンスを取りながら現在に至る。
【キャスト解説】『とと姉ちゃん』次女・小橋鞠子を熱演した女優・相楽樹の魅力

『とと姉ちゃん』で次女・鞠子役を演じ、お茶の間の支持を集めたのが女優の相楽樹(さがら いつき)さんです。1995年生まれ、埼玉県出身の相楽さんは、同作のオーディションで約2,500人の中から選ばれました。朝ドラのオーディション挑戦は3度目であり、まさに念願叶って射止めた大役でした。
鞠子は文学を愛し、大学進学を夢見ながらも家計を思い葛藤する、非常に繊細な内面を持つ女性です。相楽さんは当時21歳という若さでありながら、丸眼鏡に昭和初期の髪型を着こなし、どこか古風で知的な女性像を見事に体現しました。感情を激しく露わにする長女・常子(高畑充希さん)や天真爛漫な三女・美子(杉咲花さん)の間で、バランサーとして家族を支える静かな演技は、演出陣や視聴者から絶賛を集めました。
デビュー当時はグラビアや映画『告白』、ドラマ『熱海の捜査官』などへの出演で経験を積んでいた彼女にとって、本作は名実ともに全国区の女優へと飛躍する決定打となったのです。
【実在モデル】大橋晴子の激動の生涯|『暮しの手帖』を支えた次女の素顔と実話の差異

小橋鞠子の実在モデルとなったのは、実在の雑誌『暮しの手帖』の創業者・大橋鎭子(しずこ)さんの実妹である大橋晴子(はるこ)さんです。
実際の晴子さんは、昭和23(1948)年に姉の鎭子さん、カリスマ編集長・花森安治氏らと共に「衣裳研究所」(のちの暮しの手帖社)を立ち上げ、主に経理や総務、販売などの実務面を取り仕切る屋台骨として会社を支え続けました。天才的な発想と情熱で突っ走る花森氏と鎭子さんの陰で、会社組織としての基盤を整えたのが晴子さんだったと言われています。
ドラマと実話の間にはいくつかの興味深い違いが存在します。
- 文学への傾倒と進学:劇中の鞠子は作家を志して甲東女子大学に進学しますが、実在の晴子さんは実践女子専門学校(現・実践女子大学)を卒業後、日本読書新聞社などに勤務し、堅実なキャリアを積んでいました。
- 社内での役割:ドラマでは鞠子も編集・執筆に深く携わりますが、実話における晴子さんは主に経営の実務を一手に担い、裏方として社の存続に決定的な貢献を果たしました。
- 家庭との両立:晴子さんは戦後に結婚し、子どもを育てながら激務をこなしました。当時としては珍しい「働く母」のパイオニアでもありました。
姉の奔放な行動力を誰よりも理解し、現場の実務を一身に背負った晴子さんの献身があったからこそ、戦後日本の生活文化を劇的に変えた名誌『暮しの手帖』は今日まで続く長寿雑誌となったのです。
【劇中の恋模様】鞠子の結婚相手・水田正平(伊藤淳史)との夫婦関係と名シーン

『とと姉ちゃん』のストーリー中盤から後半にかけて、鞠子の人生における大きな転換点となったのが結婚でした。そのお相手となったのが、伊藤淳史さん演じる水田正平(みずた しょうへい)です。
水田は甲東出版(のちの青葉書房)の編集者として登場し、生真面目で少し頼りないながらも、温厚で誠実な人柄の持ち主。やがて小橋家の立ち上げた出版社「あなたの暮し出版」の理念に共鳴し、経理や営業の担当として合流します。鞠子への一途な思いを抱き続け、不器用ながらも心を尽くしたプロポーズの場面は、視聴者の間でも「心温まる名シーン」として大きな話題を呼びました。
結婚後、2人の間には娘のたまきと息子の潤が誕生。仕事と育児の両立に悩む鞠子を水田が優しくサポートし、時には小橋家の「とと(父親)」代わりである常子と家族のあり方を巡って真剣に向き合うなど、昭和の新しい夫婦像・家庭像を提示しました。
【2026年最新】相楽樹の現在と旦那・石井裕也監督との結婚・子育て生活
『とと姉ちゃん』でブレイクした後、数々のドラマや舞台に出演していた相楽樹さんですが、プライベートでは大きな転機を迎えました。2018年3月、映画監督の石井裕也(いしい ゆうや)氏との結婚を発表したのです。
石井裕也監督といえば、映画『舟を編む』(日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞受賞)や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『月』などを手掛け、国内外で極めて高い評価を受ける日本映画界屈指の名匠です。2人は共通の知人を通じて知り合い、静かに愛を育んできたと伝えられています。結婚発表当時、相楽さんは23歳、石井監督は34歳と、12歳の年齢差も注目を集めました。
そして2018年秋、相楽さんは第1子となる子どもを出産。以降は家庭と子育てを最優先にする生活へとシフトしています。母となった彼女は、公の場への露出こそ控えめになっているものの、名監督の妻として、そして一児の母として充実した日々を過ごしています。
【引退の真相】メディア露出激減の理由と今後の女優復帰の可能性
結婚・出産以降、相楽樹さんのテレビ出演が激減したことから、インターネット上やファンの間では「相楽樹は芸能界を引退したのではないか」という噂が囁かれることがありました。
しかし、所属事務所から正式な引退発表は一切行われていません。露出が減った最大の要因は、幼少期の子育てに専念するための休業・セーブ期間に入っていたためです。石井監督が精力的に国内外でメガホンを取り続ける多忙なクリエイターであることから、家庭環境をしっかりと支える役割を選んだという側面も大きいでしょう。
芸能界では、子育てが一段落したタイミングで映像作品や舞台に本格復帰する実力派女優が少なくありません。相楽さんは20代前半で朝ドラの重要キャストを務め上げた確かな演技力と、透明感のある唯一無二の存在感を持っています。年齢を重ねて人生経験を深めた彼女が、今後どのような形でスクリーンの前に帰ってくるのか、業界内や演劇ファンからも熱い視線が注がれています。
【三姉妹配役】高畑充希・相楽樹・杉咲花が織りなした奇跡のアンサンブル
振り返ってみると、『とと姉ちゃん』の小橋家三姉妹のキャスティングは、極めてハイレベルな奇跡の布陣でした。
- 長女・常子役:高畑充希(抜群の歌唱力と求心力で物語を牽引するトップ女優)
- 次女・鞠子役:相楽樹(知性とリアリズムで日常の生活感を担保した実力派)
- 三女・美子役:杉咲花(のちに朝ドラ『おちょやん』でヒロインを務める若手屈指の演技派)
性格も表現スタイルも異なる3人が揃った時の掛け合いは、本物の姉妹のような自然さと温かみに満ちていました。長女の突進力を次女が冷静にいさめ、三女が場を和ませるという絶妙なトライアングルは、脚本家・西田征史氏の筆致と相まって、本作が国民的ヒットとなった最大の原動力でした。
【とと姉ちゃん 次女】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『とと姉ちゃん』で次女・小橋鞠子を演じた女優は誰ですか?
A1:女優の相楽樹(さがら いつき)さんです。2016年の放送当時、約2,500人のオーディションを勝ち抜いて抜擢され、落ち着いた演技でブレイクしました。
Q2:相楽樹さんは現在引退してしまったのですか?旦那さんは誰?
A2:公式な引退発表はされておらず、引退はしていません。2018年3月に映画監督の石井裕也氏と結婚し、同年秋に第1子を出産したため、子育てを最優先に活動をセーブしている状態です。
Q3:劇中で鞠子が結婚した相手役のキャストは誰ですか?
A3:俳優の伊藤淳史さんが演じる編集者・水田正平です。不器用ながら誠実な人柄で鞠子を支え、後に「あなたの暮し出版」の経理・営業担当として共に働きました。
Q4:鞠子の実在モデルは誰ですか?ドラマと実話の違いは?
A4:『暮しの手帖』社常務を務めた大橋晴子さん(大橋鎭子さんの実妹)です。実話では主に総務や経理などの会社運営を一手に担う実務家として、天才編集長・花森安治氏と姉を支えました。
まとめ:色褪せない名作の記憶と表現者たちの歩み
『とと姉ちゃん』における次女・鞠子は、単なるヒロインの妹という枠を超え、戦前・戦後の困難な時代を自分の頭で考え、自立して生きようとした女性の象徴でした。それを血の通った人物として演じきった相楽樹さんの表現力は、今なお色褪せることがありません。
実在モデルである大橋晴子さんの残した堅実な足跡と、それをドラマとして昇華させたキャスト・制作陣の情熱。家庭人として新たな人生を歩む相楽樹さんの歩みを含め、この作品が紡いだ物語はこれからも長く語り継がれていくことでしょう。 (出典: と と ねえ ちゃん 次女(Yahoo!ニュース))